「特別支援教育実践研究学会」設立記念 特別講演・シンポジウム
障害者の権利条約が2006年の総会で採択され、日本国においても批准書を2014(平成26)年1月に国連に寄託し、条約の締結にいたりました。また、国内では、中央教育審議会初等中等教育文科会に「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」が示されました。日本においては、「特別支援教育」、「インクルーシブ教育システム」、「インクルーシブ教育」として進められていますが、いずれの概念であっても教育実践が教育の中核になることは当然のことですし、教育実践の在り方そのものが概念自体の重要な構成要素であるといえます。ただ、日本の特別支援教育関係の学会を見ますと、必ずしも教育実践を主体とした学会は見当たりません。そこで、私たちは特別支援教育において教育実践を主とした学会、「特別支援教育実践研究学会」を設立し、2020年4月より発動することになりました。そして、学会の趣旨を皆様と確認していくために「特別支援教育実践研究学会」の設立を記念して、下記のような特別講演、シンポジウムを企画しました。どうか多くの方に参加いただき、学会設立の推進にお力添えをいただければ幸いに存じます。
「特別支援教育実践研究学会」設立発起人代表
渡邉健治(東京学芸大学名誉教授)
期 日 2019年10月26日 13:00~17:00
会 場 明星大学 32号館 206教室
中央大学 明星大学駅(多摩モノレール)
総合司会 岩井雄一(全国特別支援教育推進連盟副会長)
- 13:00~14:00 シンポジウム
特別支援教育における実践研究の在り方について
司会 渡邉 流理也(新潟大学准教授)
提案
明官 茂(明星大学教授)
「理論・仮説に基づく教育実践をめざして」
早川 透(四天王寺大学教授)
「実践を語る(聴いてもらう)・書く(読んでもらう)中で、学んできたこと」
日高 浩一(都立足立支援学校主幹教諭)
金澤 貴之(群馬大学教授)
第2部 14:10~15:10 特別講演 宮崎 英憲(東洋大学名誉教授) 「インクルーシブ教育の道程を考える~現状と課題~」 |
第3部 15:20~16:50 シンポジウム
知的障害の自立活動をどのように進めるべきか?
司会 大井 靖(竹早教員保育士養成所)
提案
渡邉 健治(東京学芸大学名誉教授)
知的障害教育における自立活動の教育実践の課題
廣内 絵美(京都市立乾隆小学校教諭)
特別支援学校における自立活動の実践
三浦 光哉(山形大学教授)
特別支援学級における自立活動の指導
指定討論
半澤嘉博(東京家政大学教授)
蓮香美薗(東京学芸大学附属特別支援学校教諭)



